
核・細菌・毒物戦争―大量破壊兵器の恐怖
カク・サイキン・ドクブツセンソウタイリョウハカイヘイキノキョウフ
見えない危機が迫っている!!
イラクの大量破壊兵器、旧ソ連諸国での核物質盗難、行方不明になったスーツケース核爆弾!!
イラン、北朝鮮、中国、リビア、テロリストのサリン、VXガス、マスタードガス、ボツリヌス菌、炭疽菌、ペスト菌、エボラウイルス!!
現代社会は1回の攻撃で多くの人間を殺すことができる大量破壊兵器(WMD)に対してとくに抵抗力がない。生物・化学(BC)兵器は拡散をつづけており、テロ支援国として知られている国でも例外ではない。中国、ロシア、北朝鮮などを含むいくつかの政府は、一見民生用にみえながら、大量破壊兵器の製造に利用可能な装置を輸出している。
イラクは、国家テロという形で自国民に対して化学兵器を使ったことがある。1991年、イラクは軍事的な敗北を喫し、国連査察のもとで保有していた大量破壊兵器を破棄すると公約していながら、イギリスなどの諸国に対して大量破壊兵器を使うという脅しをかけたとみなされている。しかも、その潜在能力をもっているのだ。実際に予防戦争をおこなっても、イラクの大量破壊兵器を根絶する効果は、ほとんどなかった。――第1章より抜粋
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目次
第1章 もし手製核爆弾がニューヨークを襲ったら
第2章 テロリズムを定義する
第3章 人間は恐怖心から逃れられるか
第4章 兵器の入手と使用
第5章 大量破壊兵器と究極のテロリストたち
第6章 ロシア・ずさんな核管理の恐怖
第7章 イラク・隠された兵器のすべて
第8章 何ができるか、何をなすべきか
書誌情報
紙版
発売日
2002年05月28日
ISBN
9784062113144
判型
四六
価格
定価:2,530円(本体2,300円)
ページ数
304ページ