光る大雪

光る大雪

ヒカルダイセツ

文芸(単行本)

故郷(ふるさと)会津を出て、たどりついた北の大地。
極貧の暮らしのなかで、愛憎にゆれながら、
苛烈な運命と闘い必死に生きる家族。
振りむけば、いつもそこに輝く大雪山。

夫婦とは、親子とは、家族の絆とは。現代社会が
失いつつある人間関係の真実を描く壮大な物語。
書下ろし自伝長篇小説。

~開拓者だった父~
『光る大雪』はぼくの父母の一生であると同時に、小檜山一族の履歴である。ほとんど事実そのままを書いた。だから当然、ぼく自身も出てくる。
ぼくも父が19歳から漂泊した道筋をたどって各地を歩いた。そういう日々、僕は自分の中に父がいるのを感じ、自分の眼が父の眼になって風景や人を見ているのを感じだ。――(後記より)


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書誌情報

紙版

発売日

2002年06月19日

ISBN

9784062113298

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

262ページ

著者紹介