
東大「堺屋ゼミ」講義録-文明を解く
トウダイコウギロクブンメイヲトク
- 著: 堺屋 太一
「社会の原理」がみるみるわかる、大評判の講座!
東大生も感動した、授業の記録を全公開!!
読めばたちまち、時代を見る眼が磨かれる、明日を読む力がバッチリ身につく。
講義録から
「ハンニバルはどこから象をつれてきたのでしょうか」
「人口、技術、資源の三つが『文明の犯人』、そして四番目は?」
「日本は首都が変わらない限り、改革が成功したためしがありません」
「今の若者は、味と音と色と形の質に無頓着になりました」
「サラリーマンは人生をかけるような仕事ではありませんでした」
「劣情に基づく政策は、悪い政治です」
「公務員で出世したいなら、会議の席で『慎重に』といいつづければよい」
「これから成長するのは、時間産業です」
「不可能なことを強いられる者は、必ず頽廃します」
「好縁社会は人類の歴史を大きく変える可能性があります」
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目次
第1回〈ガイダンス〉少し長めの自己紹介と三つの経済学派のこと
第1部世界と日本の近代に至る道
第2回90年以降の日本の厳しい現実と人類の文明の軌跡
第3回「安定から進歩へ」黒船のメッセージを受け入れた日本人
第4回「坂の上の雲」に向かっていった明治維新の苦悶
第5回日本が選んだのは官僚統制と「昭和16年体制」
第6回戦後とは何か?――新しい正義と55年体制
第7回邁進する70年代の日本経済――高度成長と日本式経営
第2部知価社会の構造分析
第8回知価革命で何が起こったか
第9回「近代」の常識が衰退した、バブルとその後遺症
第10回知価の特性――可変的、不測的、貯蔵不可
第11回知価は普及する
第12回知価社会における組織と帰属、そして好縁社会の予兆
書誌情報
紙版
発売日
2003年03月28日
ISBN
9784062113793
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
392ページ