ブロンド(下)マリリン・モンローの生涯

ブロンド(下)マリリン・モンローの生涯

ブロンドマリリンモンローノショウガイ

元大リーガー、劇作家、そして大統領……
彼女の恋人はアメリカの歴史を体現した男たち。
官能の化身と言われた女優の愛と死の謎。

オーツの精緻で見事な筆致は魔法そのものだ。オーツは、伝説となったブロンド女優の生涯の謎を、その巧みな技法で解き明かした――(ジャンヌ・モロー)

完膚無きまでに圧倒される…ハリウッドの描写は、ナサニエル・ウェストの『いなごの日』と同様に恐ろしいまでの幻覚を感じさせる――(ウォール・ストリート・ジャーナル)

これこそ神話的大パーティーだ――(GQ)

モンローが自己と闘った壮絶なありさまをここまで描ききった想像力に脱帽せざるをえない――(プレイボーイ)

大衆に愛された女神の真実
ブロンド美女「マリリン・モンロー」の女優としての名が上がってからも、ハリウッドの作りだした虚像に抵抗するかのように、彼女は演技を学び、舞台に立ち、読書に時間を費やした。だがその努力によっても、2度3度と繰り返した結婚生活を通じても、心は満たされなかった。薬に頼り、身も心もぼろぼろになったノーマ・ジーンに、男たちは性の女神のレッテルを貼り、思惑をもって近づいた。時の大統領ですら…。
多彩な小説的手法を駆使してモンローの内面に迫る話題の大作。


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書誌情報

紙版

発売日

2003年02月28日

ISBN

9784062114288

判型

四六

価格

定価:2,970円(本体2,700円)

ページ数

672ページ

著者紹介