
航空機事故 次は何が起こる
コウクウキジコツギハナニガオコル
- 著: 加藤 寛一郎
「事故から身を守るすべは保険しかない!」
事故には「流れ」があり、同じタイプの事故が連続して発生する。
新しい「流れ」とは何か。危機の本質に鋭く迫る!
航空界の権威による事故研究の総決算!!
航空機事故は、いま急速に多様化している。それは航空機が輸送手段として確立し、多くの人が航空機にかかわるようになった結果と私は考えている。この多様化した航空機事故の新しい「流れ」を示そうと思い、この本を著した。
この本で私は、1950年代以後に起きた主要航空機事故65件を、主観に基づき、事故の「流れ」の中に位置づけた。これにより現代機の弱点や今後の事故の趨勢を示す。――「はじめに」より抜粋
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目次
第1章 事故の多様性
第2章 特殊社会の崩壊
第3章 現代機の弱点――与圧と整備
第4章 予測不可能な事故――新型機と風
第5章 肥大化したシステムの矛盾
第6章 人間の操縦する怖さ
第7章 グレーゾーン――怠慢と責任回避
終章 危険を取り繕う偽善
書誌情報
紙版
発売日
2002年08月27日
ISBN
9784062114448
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
328ページ