
見えなくなって見えてきた―17歳失明、23歳結婚、25歳出産
ミエナクナッテミエテキタジュウナナサイシツメイニジュウサンサイケッコンニジュウゴサイシュッサン
ジャガイモの皮のむき残しは水の中で触る、
授乳は小指でツンツンして口をあんぐりさせる、
緑色・黄色・下痢のうんちはにおいで嗅ぎ分ける……、
心で見えてきたことって、いっぱいある。
17歳で失明!
でも、「自立と協調」を第1に、就職も結婚も、そして難問の育児だって乗り切るタフな生き方!!
視覚障害者用音声ソフトを使って書き下ろす。
私、自分が障害者になるなんて、夢にも思っていなかったのです。実際、障害者となんのかかわりもなかった時期が15年ほどありましたし。だから今、障害者になってみて、自分のことを、障害者のことを、客観的に見られると思うのです。弱視として一般に学校にいました。そして、弱視として盲学校に入学。6年間の盲学校生活の間に視力は低下し、ほとんど全盲になってしまいました。そして、障害者として社会に出ました。私はいろいろな立場でいろいろな体験をしてきました。そんな変化と体験をムダにしたくないのです。――「はじめに」より
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目次
第1章 見えない不安ってどんなこと
第2章 習うより慣れよ!
第3章 工夫次第でできること
第4章 子供がくれたプレゼント
書誌情報
紙版
発売日
2002年08月19日
ISBN
9784062114486
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
208ページ
著者紹介
写真: 安田 秀宣(ヤスダ ヒデノブ)