ならずもの国家アメリカ

ならずもの国家アメリカ

ナラズモノコッカアメリカ

ブッシュとネオコンの野望を撃て!
傲慢・思い上がりがエスカレートする“ブッシュのアメリカ”に鉄槌を下し、迷走アメリカと復活日本のあるべき姿を提示する。

レーガン政権の中枢にいた「保守本流の論客」による警世の書
「善意」はなぜかくも誤ったのか?

環境問題に関して、アメリカは日本の面目を失わせるようなことをした。アメリカが京都議定書を受け入れられるよう日本が最善を尽くしたにもかかわらず、アメリカは批准しなかったのだ。また、日本が喜んで受け入れた包括的核実験禁止条約を、アメリカは拒否した。国際刑事裁判所についても同様だ。
日本は国連決議をPKO活動の根拠にするようアメリカに働きかけてきたが、アメリカは都合のいいときだけ国連を利用するだけで、時によっては国連よりも便利なNATOや別の機構を利用すると言ってはばからない。こんな関係は、確固とした基盤を共有する同盟ではない。いつ何時、何かの圧力がかかれば、すぐにでも崩壊しておかしくない。だから、この同盟をもっと持続的で有効なものにしたいなら、今こそ再考し、再構築することが必要なのである。――(本文より)


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書誌情報

紙版

発売日

2003年11月22日

ISBN

9784062116480

判型

四六

価格

定価:2,420円(本体2,200円)

ページ数

454ページ

著者紹介