トニーとサリーの小さな小さなオペラハウス

トニーとサリーの小さな小さなオペラハウス

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NY(ニューヨーク)の片隅で見つけた心温まる夫婦愛のストーリー!!

イタリア移民としてアメリカに渡った2人が出会い、小さなオペラハウスづくりという、大きな夢を追う。殺伐とした大都会にも、こんなほのぼのとした実話がある!

ニューヨークの街角にぽつんとある、小さなオペラハウスにご案内しよう。
もう50年以上も、その場所で、数え切れないほどの回数のオペラが上演されているのだが、不思議なことに、あまり知られていないらしく、私たちが手にするプレイガイドや、観光案内所には、ほとんど紹介されていない。
とはいっても、小さな劇場なので、すぐに満員になってしまうから、チケットは早めに手配しておくに、越したことはないだろう。
席を選ぶ必要はない。あまりに狭すぎて、いい席も悪い席もないからだ。あえていえば、全部いい席であり、全部悪い席といえるかもしれない。
プレミア・ショウ、つまり特別な公演以外、入場料は一律28ドル。商業演劇ではなく、いわば学校に近い形のNPO、非営利団体なので、実費程度しか徴収できないのだ。観る方としては、大いに助かる。
ま、堅苦しく考えず、気が向いたときに、気ままな服装で、気楽に出かけてみよう。――(本文より)


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目次

序曲
第1章 ニューヨーク陶酔の夜
第2章 イタリアから夢を求めて
第3章 アマト、オペラの原点
第4章 セントラルパークの歌声
第5章 アマト、オペラのマリア・カラス
第6章 小さなグランドオペラ
第7章 あの愛の歌 ふたたび
終曲
カーテンコール

書誌情報

紙版

発売日

2003年02月03日

ISBN

9784062117050

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

304ページ

著者紹介