機長の「失敗学」

機長の「失敗学」

キチョウノシッパイガク

コックピットのタブーに迫る問題の書
現役ジャンボ機長が、御巣鷹山墜落事故の疑問を解く 究極の再発防止マニュアル

「すべての油圧が失われた」事故での8つの疑問

●左右非対称のエンジン出力は遅くなかったか
●なぜ、機長が操縦桿を握らなかったのか
●なぜ、日本語で交信しなかったのか
●衝撃でボディギアは外れるのか
●機体の衝撃で酸素マスクが落下したのか
●航空機関士は「ボディギア」といったのか
●なぜ、垂直尾翼を徹底的に捜索しなかったのか
●低酸素症に対する訓練は十分だったのか


  • 前巻
  • 次巻

目次

<第1部>御巣鷹山事故と失敗学
第1章 なぜ御巣鷹山事故にこだわるのか
第2章 飛行機はなぜ墜落するのか
第3章 「15年目の検証」を検証する
第4章 急減圧はあったのか、なかったのか
<第2部> 緊急事態と失敗学
第5章 エアバス事故の意外な真相
第6章 エンジン出火で離陸中断
第7章 着陸と同時にコックピットで火災発生!
第8章 悪魔のささやき
第9章 霧によるダイバートは避けられる
<第3部>快適フライトと失敗学
第10章 門限に駆け込む秘策
第11章 乗り継ぎ客を救え!
第12章 プロフェッショナル・フライトテクニック
第13章 戦争空域からの脱出体験
第14章 誰もいわなかった宇宙線被曝

書誌情報

紙版

発売日

2003年04月23日

ISBN

9784062118002

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

272ページ

著者紹介