幕末伝説―何でもありの時代

幕末伝説―何でもありの時代

バクマツデンセツナンデモアリノジダイ

文芸(単行本)

『幕末気分』パート2
大好評『幕末気分』に続く傑作歴史評論

平成=幕末
大臣、役人、議員、銀行――万人がなりふり構わず「利」に走るようになることは時代の末期状態症候群である。「幕末」はしぶとくよみがえった。近代日本135年がはるかな過去に埋めてきたと信じていた歳月が今、回帰する。

本書を構成する7編は、いずれも幕末の文久・元治・慶応という幕府大詰めの時期に起きた出来事を描いている。前回の『幕末気分』よりもさらに至近距離から歴史のハイライトでの事件・人件・物件・に迫ろうとした作品シリーズである。――(はしがきより)


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目次

足利木像梟首事件
源氏物語の幕末
三田の薩摩屋敷
幕末不戦派軍記
兵庫港のマルクス商会
赤房のラッパ
戊辰のショウ・ザ・フラッグ

書誌情報

紙版

発売日

2003年05月28日

ISBN

9784062118514

判型

四六

価格

定価:2,090円(本体1,900円)

ページ数

290ページ

初出

備考参照

著者紹介