ぼくのボールが　君に届けば

少年は青空に抱いてほしかった。彼女はその人を見つめて生きてきた。大切な人に届けたい９つの短編。

あの時、どうしてあんなにときめいたのだろう。見上げたボールの先は、どうして青空だったのだろう。いとしい人とひとつのものを見つめた、あの思いがよみがえる、９つの物語。

書誌情報

紙版

• 発売日: 2004年04月01日
• ISBN: 9784062118910
• 判型: 四六
• 価格: 定価：1,650円（本体1,500円）
• ページ数: 298ページ

初出

「僕のボールが君に届けば」『小説現代』’０４年３月号、「えくぼ」『小説現代』’０４年１月号、「どんまい」『小説現代』’０２年１１月号、「風鈴」『小説現代』’０１年８月号、「やわらかなボール」『小説現代』’０３年３月号、「雨が好き」『小説現代』’０２年７月号、「ミ・ソ・ラ」『小説現代』’０３年１月号、「キャッチボールをしようか」『小説現代』’０１年４月号、「麦を噛む」『小説現代』’０２年９月号。

著者紹介

著： 伊集院　静（イジュウイン　シズカ）

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• お知らせ

  伊集院静先生が第3回野間出版文化賞を受賞しました。