江利子と絶対

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江利子と絶対

エリコトゼッタイモトヤユキコブンガクダイゼンシュウ

文芸(単行本)

23歳の才能、衝撃のデビュー作!

この年齢でここまで書くか。この年齢だから書けるのか。――朝日新聞文芸時評 関川夏央氏

悪意、ユーモア、溢れる想像力。
やっぱり、おもしろくなければ文学じゃない!

引き籠もりの少女・江利子と“絶対”と名付けられた犬のコンビが繰り広げるぬるい日常を、姉の視線から描く表題作『江利子と絶対』。

頭髪に問題を抱えた中年男・多田と、その隣人の帰宅を生垣に潜んで待つ女、アキ子。ふたりの悲惨な愛の姿を過剰なまでのスケールで描き出した『生垣の女』。

問題児でいじめっ子の波多野君と、その手下の僕と吉見君。3人の小学生が迷い込んだ、窓のない屋敷は……。手に汗握る殺人鬼との攻防を描く、ホラー傑作『暗狩』の3編を収録。


書誌情報

紙版

発売日

2003年10月02日

ISBN

9784062119276

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

206ページ

初出

「江利子と絶対」『群像エクスタス』’02年4月号、「生垣の女」『群像』’02年10月号(「静かに燃える住宅街の夕暮れ」を改題)、「暗狩」『群像』’03年5月号。

著者紹介

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