哲学の小径

哲学の小径

テツガクノコミチ

世界は謎に満ちている!

悩める者が迷いこむという哲学の小径。14人の哲学者たちを道案内に、新たな自分の姿を見出せ!

「おお、そうじゃ」ソクラテスは、つけたした。「きみたちは、この小径で誰にとっても『ホントウのこと』を探し求めるとよい」「『ホントウのこと』って、そりゃなんだい」「いわゆる真理ってやつね」 倫子はピンときたようだ。「そう言いかえてもいいだろう。だが、『ホントウのこと』を探し求めるのは大変だぞ~。なにしろ哲学者によって言うことがちがうからな。迷わないように気をつけるんだぞ。それが見つかったとき、きみたちはもとの世界に帰ることができるだろう」――(本文より)


  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2003年11月22日

ISBN

9784062119726

判型

四六

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

ページ数

130ページ

著者紹介