9月11日からの僕のこと

9月11日からの僕のこと

クガツジュウイチニチカラノボクノコト

文芸(単行本)

あの日、僕はそこにいた。
あの事件をニューヨークで体験した小林紀晴が描く“僕たちの9.11”。
等身大の9.11がここにある。

今日、何が変わったのか。突然、何が、何によって変えられたのか。あの煙を目にしただけで、人は何かを知ることなどできるのか。何かを正確に言葉にすることなどできるのか、そして、していいのか。僕にはわからない。僕にはうっすらとこうばしい匂いを漂わせながら青空にひろがっていく白い煙のことがよくわからない。――(本文より)


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書誌情報

紙版

発売日

2003年09月06日

ISBN

9784062120616

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

224ページ

著者紹介