
忠臣蔵釣客伝
チュウシングラチョウキャクデン
- 著: 長辻 象平

妖刀村正の祟り、赤穂浪士の戒名の謎。綱吉の側近で、吉良上野介の女婿が大事件の裏に隠蔽された歴史の真実に迫る。
知者はそれ水を楽しむ。釣りの醍醐味は、糸の震えと、抵抗する獲物の手応え。吉良上野介の女婿は何を釣る? 海底に眠る金銀か? 何を解くや若き太公望。赤穂四十六士の、「刃」と「剣」字入り法名の謎か? はた将軍家に祟る妖刀村正か。内匠頭の怨念とは! 釣りの世界から見た元禄の世の奇怪。本邦初の「釣り時代ロマン」。満を持して登場。新人にして呑舟の魚。沸騰する海面に、見よ、煌く銀鱗。読者ゆめゆめ釣り落すなかれ。
出久根達郎
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書誌情報
紙版
発売日
2003年12月12日
ISBN
9784062121316
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
352ページ