
「生きる」という権利-麻原彰晃主任弁護人の手記
イキルトイウケンリアサハラショウコウシュニンベンゴニンノシュキ
- 著: 安田 好弘
山谷暴動。新宿駅西口バス放火事件。山梨幼児誘拐殺人事件。名古屋女子大生誘拐殺人事件。宮代町母子殺害事件。北海道連続婦女暴行殺人事件。滝田修、鎌田俊彦、泉水博、丸岡修、坂口弘ら新左翼の闘士たち。
そして、オウム真理教教祖・麻原彰晃。……これらすべての法廷で、弁護人となった男がいた。
いろいろな事件の裁判にかかわって、はっきりと感じることがある。なんらかの形で犯罪に遭遇してしまい、結果として事件の加害者や被害者になるのは、たいていが「弱い人」たちなのである。私は、これまでの弁護士経験の中でそうした「弱い人」たちをたくさんみてきたし、そうした人たちの弁護を請けてきた。それは、私が無条件に「弱い人」たちに共感を覚えるからだ。要するに、肩入れせずにはいられないのだ。――<まえがきより>
- 前巻
- 次巻
書誌情報
紙版
発売日
2005年08月10日
ISBN
9784062121439
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
350ページ