
夏王朝
カオウチョウオウケンタンジョウノコウコガク
- 著: 岡村 秀典
中国最古の王朝発掘と驚異の新発見
殷に滅ぼされた伝説の夏王朝は果たして実在したのか。『史記』など古典籍の徹底分析と、最新の考古学的調査により、メソポタミアやエジプトに並ぶ幻の古代文明と王都が検証されるまでのすべて。
二里頭遺跡で発見された夏王朝は、中国の第一王朝と呼ぶにふさわしい、4000年の文明のはじまりを画期づけるものであった。社会を秩序づける規範としての「礼制」は、夏王朝にはじまり、殷周時代に整えられ、戦国から前漢代に儒教経典の礼書としてまとめられた。そして儒教の国教化にともなって、「礼制」はラスト・エンペラーの時代まで歴代の王朝に受け継がれていったのである。――(「終章 実在した夏王朝」より)
- 前巻
- 次巻
書誌情報
紙版
発売日
2003年12月04日
ISBN
9784062121651
判型
四六
価格
定価:2,090円(本体1,900円)
ページ数
258ページ