ケンちゃんの101回信じてよかった

ケンちゃんの101回信じてよかった

ケンチャンノ101カイシンジテヨカッタ

名子役から転落して20年、極貧生活から億万長者に。感動の、人間賛歌!

人間は生まれてきただけでも充分立派なんです。この本を読んで希望という言葉をまた信じたくなりました。――劇作家 つかこうへい

なまじ芸能界で頂点を極めただけに、転落したあとの生活は耐えがたいものだった。だから、リストラされた人や、受験に何度も失敗した人、ひきこもりになっている人の気持ちも、少しはわかる気がする。ぼくは、居酒屋で皿を洗いながらも、サングラスとマスクで顔を隠して看板持ちをしながらも、「でも、明日はもっといい日になるだろう」と信じて生きてきた。何度人にだまされても、そのたびに「もっと人を信じよう」と思って暮らしてきた。ぼくにできたのだから、だれだってきっと、いつか笑顔になれるはず――。100回失敗しても、101回明日を信じてよかったと、ぼくは心から思っている。――「はじめに」より抜粋


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目次

はじめに 明日は今日よりいい日になると信じて
第1章 ケンちゃんという名のモンスター
第2章 崩壊していく家族
第3章 クラスメートはみんなアイドル
第4章 転落は恋とともに
第5章 日活ロマンポルノとヒモ生活
第6章 ディスコの黒服と夜の世界
第7章 非情の芸能プロダクション
第8章 沖縄への漂流人生
第9章 芸能界への望郷
第10章 極貧生活の中の光
あとがき 101回目に訪れたチャンス

書誌情報

紙版

発売日

2004年01月17日

ISBN

9784062122269

判型

四六

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

272ページ

著者紹介