慟哭

慟哭

ドウコクショウセツハヤシイクオサイバン

文芸(単行本)

「オウムの闇」
オウム「治療省大臣」にして地下鉄サリン事件の実行犯・林郁夫。その慟哭の法廷から、未曾有の無差別殺人事件とオウムの真相に迫る渾身のノンフィクション・ノベル!
「現代の罪と罰」

1995年5月6日夜、ついに耐えられなくなった林郁夫は、威儀を正して告白した。
「私がサリンをまきました」
これを聞いたとき、巡査部長が問い返したという。
「先生、ウソだろう?」
しかし、大幹部の「治療省大臣」が、実行犯5人と送迎犯5人について、正確な「上申書」を提出したから、「写真面割り」などにより、首謀者やサリン製造犯なども特定され、5月16日早朝から山梨県上九一色村の教団施設に強制捜査が入って、殺人・同未遂罪で麻原彰晃らが一網打尽になる。――(「本」2004年3月号より)


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書誌情報

紙版

発売日

2004年02月22日

ISBN

9784062122450

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

314ページ

著者紹介