メロンパンの真実

メロンパンの真実

メロンパンノシンジツ

いつ、誰が発明したのか?
メロンパンは昭和6年に実用新案出願公告第934号として登録された!でも、メロンパンは大正時代からあったという!なんで?広島のメキシコ移民のみやげものか、あるいは、元ドイツ人捕虜の手になるドイツ菓子だったのか、はては日本人の奇抜な発明品なのか?
メロンパンのルーツを追う!

たしかに、メロンパンとは「丸くて黄色くてカサカサしているもの」と思いこんできた。けれども、どうしてそれが「メロン」なのか?あんぱん、ジャムパン、クリームパン、チョコパンは、「名は体を表す」で、パンの中にあんやジャム、クリーム、チョコが例外なく納まっている。「あん」の入っていないパンを「あんぱん」とよぶ人はいない。「あんぱん」を買って中に「あん」が入っていなかったら、訴えられる。いったいどういう理屈があって、「メロンパン」と名づけたのか。そもそも、メロンパンのメロンはいったい「なにメロン」をさすのか。そこにメロンパンの真実がある……かもしれない。――<本文より>


  • 前巻
  • 次巻

目次

第1章 いったい何がメロンなのか
第2章 メロンパンの遠いご先祖?パン祖のパン
第3章 伝説のパン職人が帝国ホテルで焼いたメロンパン
第4章 リストラ武士が発明したあんぱんが特許に
第5章 パン屋のメロンパンと果物屋のメロンパンはどう違う
第6章 メロンパン ドイツ起源説のウソ
第7章 奇妙キテレツ メロンパンは実用新案だった
第8章 米国移民が広島にメロンパンを持ち帰った?
第9章 メロンパン=サンライズ?
第10章 焦土に芽ばえた新しいパン

書誌情報

紙版

発売日

2004年02月21日

ISBN

9784062122788

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

282ページ

著者紹介