牛乳の未来

牛乳の未来

ギュウニュウノミライ

文芸(単行本)

井上ひさし氏激賞
自然と生きる、笑って生きる。北の大地の酪農家たちからもらった21世紀の指針。新手法の渾身ノンフィクション。

いい堆肥を作って、いい土を作って、で草をとる。でその草、化学肥料を多くやらないから健全だから。牛も健全。で、牛はおっぱいたくさん出さないけども健康だから事故が少ない。耐用年数が長くなる。そうすると生まれた育成牛は個体販売で売れていく。いわゆる、自分の農業の中の「農的循環」が良くなる。うん。これ農的循環、農業の進歩なの。もっと言えば「太陽エネルギーを最終的にミルクに変える効率が良くなっていく」の。工業的な循環でなくて。――<本文より>


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書誌情報

紙版

発売日

2004年04月28日

ISBN

9784062122986

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

292ページ

著者紹介