
文人の素顔
ブンジンノスガオリョクフウカクノイチジツ
- 著: 柳原 一日

川端康成、舟橋聖一、江戸川乱歩、野村胡堂、太宰治……。「銭形平次」「走れメロス」、熱海・緑風閣から名作が生まれた。
文人墨客が集まる旅館の亭主が残した大正・昭和の文壇交友録。
父、柳原緑風(やなぎわらりょくふう)(本名・康)は、経歴のせいか、はたまた本人の資質のゆえか、多岐にわたる分野の、多くの人々と交友を持った。その人々は、父が所有した東京「緑風荘」、熱海「緑風閣」に現れ、さまざまな貌(かお)を見せていった。懐かしいあの人たちのこと、その時代を、日記、書簡、スクラップ等の膨大な資料から書き残した本書は、彼らに捧げる鎮魂の辞であり、賛歌である。
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書誌情報
紙版
発売日
2004年06月12日
ISBN
9784062123921
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
234ページ