101歳の人生をきく

101歳の人生をきく

ヒャクイッサイノジンセイヲキク

101歳で現役音楽家!河合隼雄がきくすごすぎる人生の深層!
「世界最高齢指揮記録」を達成した音楽家から、心理学者は何を引きだしたか!ラヴェル、フルトベングラー、マリオ・デル・モナコ、谷崎潤一郎、吉田茂、白洲正子……生きた歴史が躍動する!

101歳まで生きる「長寿の秘訣」というのは誰でも訊きたいことだろうが、そんなものはおそらくないと思っていたら、そのとおりでうれしかった。しかし、お話の中にうかがわれる、音楽一筋、ベルカント唱法を正しく伝えたいという熱意などに支えられての生き方、そしてそれを自らは「うかうかと生きてきて」と表現されるような姿勢が、長寿を生みだしてきたのだと言っていいのではなかろうか。「歌がなかったら、とうに死んでいたでしょう。オペラとともに、すばらしい音楽とともに、夢のように過ぎた101年でした」という先生の締めくくりの言葉にそのことがよく示されていると思った。――河合隼雄


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目次

第1章 101歳で現役
第2章 生きた歴史が再現される
第3章 2つの大戦をくぐりぬけ
第4章 音楽を生涯のパートナーに
第5章 101歳のたましい

書誌情報

紙版

発売日

2004年08月28日

ISBN

9784062125499

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

226ページ

著者紹介