淋しきカリスマ堤義明

淋しきカリスマ堤義明

サビシキカリスマツツミヨシアキ

老いたり、義明!!
堤一族の興亡と堤商法の破綻 彼はどこで、何を間違えたのか!?

落日の西武王国!!
私が、西武グループの取材を始めて16年が過ぎようとしていた。その私が腰を抜かさんばかりに驚いたのは、義明が西武鉄道の上場維持を決めたのは周囲に説得されたからだ、と答えたときだった。……私は、義明が西武グループ総帥としての自分を見失っていると感じた。彼の強いリーダーシップと求心力は、もはや存在しないのか。かつては日本経済を牽引するニューリーダーのひとりに挙げられた義明の姿を思い浮かべると、とても信じられなかった。そう思ったところで、義明が眼鏡をかけているのに気づいた。西武グループのカリスマと畏怖された義明も、老いには敵わないということなのであろうか。


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目次

第1章 堤商法の原点
第2章 康次郎と義明
第3章 西武グループの分裂
第4章 富の源泉――増え続ける資産のカラクリ
第5章 「ふたつの西武」の終焉
第6章 義明の時代
第7章 揺らぐ「究極の節税システム」

書誌情報

紙版

発売日

2005年01月28日

ISBN

9784062127592

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

310ページ

著者紹介