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クジラの死体はかく語る
クジラノシタイハカクカタル
- 著: 荻野 みちる
高濃度の水銀、PCB、そしてドーモイ酸の恐怖――クジラの体内汚染が教える、日本人だけが知らない海からの非常事態メッセージ!
●1989年に、北大西洋のサバを食べていたザトウクジラの群れがつぎつぎに死亡した。関係者に衝撃を与えたのは、クジラの死亡原因が、海洋性生物毒のドーモイ酸であったことだ。さらにもう一つ、貝毒の食中毒の原因として知られるドーモイ酸が、貝毒だけではなく、魚からも検出されるという衝撃である。このことは、まさに人間の食生活を直撃する。欧米ではBSE(狂牛病)と同じく、このドーモイ酸が人間を含む哺乳類の脳を壊す性質をもっていることに注目している。ドーモイ酸は、急性の脳症を起こし死に至らしめる。また、助かっても記憶障害の後遺症をもたらす。――<「3.クジラを解剖してわかること」より抜粋>
ⒸMichiru Ogino
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目次
1.クジラって、どんな生き物なの?
2.衝撃の幕開け……日本で売られているクジラ
3.クジラを解剖してわかること
4.新種クジラ ツノシマクジラとの出会い
5.欧米諸国と日本
6.ここまで深刻となった海洋汚染
7.クジラよ永遠に
書誌情報
紙版
発売日
2005年04月17日
ISBN
9784062128902
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
222ページ
電子版
発売日
2023年04月21日
JDCN
06A0000000000629699Y