八月の砲声 ノモンハンと辻政信

八月の砲声 ノモンハンと辻政信

ハチガツノホウセイノモンハントツジマサノブ

文芸(単行本)

無条件降伏から60年。もはや戦後ではなく戦前である。無知、妄信、無定見、無責任。太平洋戦争の過ちが凝縮されているノモンハン事件を識ることで視えてきた、いまここにある危機。
あの時、日本はいかにして誤ったのか。

根源を辿り、未来の標となる渾身の歴史長編。

陸軍を代表する俊秀を集めた関東軍参謀たちが、なぜ非現実的としかいいようのない戦いかたをして、二万に近い将兵を潰滅させたのか。――<本文より>


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書誌情報

紙版

発売日

2005年08月11日

ISBN

9784062129299

判型

四六

価格

定価:2,420円(本体2,200円)

ページ数

502ページ

初出

『小説現代』’04年6月号~’05年6月号

著者紹介