宗教都市・大阪 前衛都市・京都

宗教都市・大阪 前衛都市・京都

シュウキョウトシオオサカゼンエイトシキョウトニホンジンノココロオオサカキョウト

商都と古都の知られざる顔。驚きの新・都市論!

大阪と京都。2都市を見る視点ががらりと変わる、画期的な考察。
現在、大阪城が建つ場所には、かつて蓮如が建立した真宗の本山・石山本願寺があった。第1部では商都としてにぎわう大阪の深層に、いまも息づく信仰心を探っていく。第2部では千年の都、京都の前衛的な感覚を突きつめていく。つねに時の権力者や革命者が集う場所で、京都人はどのようにして生き抜いたか、その精神構造を考える。

<著者のことば>
この10年あまり、週に4日は旅、という生活がつづいている。そんなふうにして各地を歩いていると、これまで自分が考えていた日本という国と、日本人という民族のすがたが、ずいぶん違って見えるようになってきました。そこに浮かびあがってきた日本人のすがたとこころは、これまで想像もできなかった不思議な世界――異様、といっていいほどの風景がそこに現れてきて、思わず声をあげて立ちすくむこともしばしばでした。


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書誌情報

紙版

発売日

2005年12月21日

ISBN

9784062129343

判型

新書

価格

定価:922円(本体838円)

ページ数

264ページ

初出

’01年6月に単行本『日本人のこころ1』として小社より刊行

著者紹介