信仰の共和国・金沢 生と死の結界・大和

信仰の共和国・金沢 生と死の結界・大和

シンコウノキョウワコクカナザワセイトシノケッカイヤマトニホンジンノココロカナザワヤマト

「百姓ノ持タル国」の真実と「あやし大和」の知られざる物語

金沢と大和。人びとを惹きつけてやまない古都の、もう1つの顔と真実。
加賀百万石の城下町・金沢が成立する前には、100年近くつづいた「百姓の国」があった。第1部では、この共和国の成立過程と、一向一揆の真実に迫る。第2部では、生の世界と死の世界をわける結界・二上山をめぐる謎と、「漆黒の闇」「ぬばたまの闇」と形容される大和の限りなく深い闇を追求する。

<著者のことば>
私たちは日本をなんとなく知っているつもりでいます。しかし、日本の歴史とか文化をこれまでさかんに論じながら、じつは1枚の“敷石”も剥がしてこなかったのではないでしょうか。そういう反省が、私のなかにもあります。金沢と大和で、足元の“敷石”を見つめ直してみました。それを1枚剥がしてみると、そこには砂浜があり、自由の海があり、輝く大地があるのだ、と思うのです。


  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2006年03月12日

ISBN

9784062129367

判型

新書

価格

定価:922円(本体838円)

ページ数

288ページ

初出

’01年11月に単行本『日本人のこころ3』として、小社より刊行。

著者紹介