松井康成作品集 練上玻璃光

松井康成作品集 練上玻璃光

マツイコウセイサクヒンシュウネリアゲハリコウ

たゆまぬ研究と技法革新の先駆者。昭和生まれで初の人間国宝に認定された陶芸家の練上(ねりあげ)芸術の最高峰。
世界に類例がない練上作品に作家理想の光沢を追求した萃瓷(すいじ)・玻璃光(はりこう)、その究極の陶磁を集大成。

<本書の特色>
(1)本書は松井康成の足跡を辿った『陶磁作品集』(1984年刊)、『練上作品集』(1990年刊)を受けて、第3の作品集(1991~2003年)として企画しました。
(2)これまでの練上技法の取り組みが集約された「萃瓷(すいじ)」とダイヤモンドで研磨し宝石のように仕上げた「玻璃光(はりこう)」を中心に、色鮮やかな練上に独自の光沢を追求した1990年から最晩年までの「究極の陶磁」180点余を大画面カラー写真で紹介しました。
(3)初期の作品から最晩年まで、その作風の変遷が辿れるよう、年代順、展覧会別に800余点を単色写真で構成しました。
(4)序文は乾由明氏(兵庫陶芸美術館館長/京都大学名誉教授)、座談会は竹内順一氏(東京芸術大学大学美術館館長/茨城県陶芸美術館館長)、松井康陽氏(陶芸家/月崇寺住職)ほか、解説など後藤弘文氏(茨城県陶芸美術館学芸課長)/外舘和子氏(茨城県陶芸美術館主任学芸員)が担当しました。
(5)写真は各展覧会開催前に月崇寺陶房で撮影された3000余点に及ぶ資料から厳選、編集しました。


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書誌情報

紙版

発売日

2005年09月07日

ISBN

9784062130691

判型

A4変型

価格

定価:10,266円(本体9,333円)

ページ数

214ページ

著者紹介