満州裏史

満州裏史

マンシュウリシアマカスマサヒコトキシノブスケガセオッタモノ

鬼憲兵大尉・甘粕正彦と昭和の妖怪・岸信介の人生は満州の地で交錯した。彼らは日本人が夢を託した大地でいったい何をしたのか?ふたりの男の生き様を辿り、いま、あらためて国のあり方を問いかける渾身のノンフィクション。知られざるもうひとつの昭和史。

甘粕正彦と岸信介。
満州の大地に憧れた人間たちの中でも、このふたりは、よほどスケールが違っていた。新興国家満州国建設のために生き、死んでいった甘粕正彦と、その実績を踏み台にして、日本の高度経済成長の礎を作った岸信介。それぞれの生き様は違っていても、志を同じくしたこのふたりである。これは、近頃ではお目にかかれなくなった「強き本物の日本人」の物語である。――<まえがきより>


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書誌情報

紙版

発売日

2005年11月24日

ISBN

9784062132008

判型

四六

価格

定価:2,200円(本体2,000円)

ページ数

478ページ

著者紹介