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静かなる凱旋
シズカナルガイセン
- 著: 阿部 牧郎

秋田県鹿角の旧家の当主・青山吉之助は、日露戦争の講和が叫ばれる今、鹿角遺族会会長として遺族を引き連れ上京し、知遇を得た桂太郎と交渉して、講和阻止を申し入れるつもりだ。かつて鹿角が盛岡藩領だった頃、金で武士の株を買った金上侍と蔑まれ、戊辰戦争では奥州の争乱に巻き込まれ、日露戦争では大切な長男を失った。幕末から明治――時代が動き、社会が変わる時期を、壮大なスケールで描いた渾身の書き下ろし長編小説。
おれは生き抜いた!
戊辰戦争から日露戦争の講和まで38年、走りつづけた半生を振り返り、勇士は今、ふるさと秋田鹿角へと還る。幕末から明治を生きた男を、壮大なスケールで描く書き下ろし大河小説。
秋田県鹿角の旧家の当主・青山吉之助は、日露戦争の講和が叫ばれる今、鹿角遺族会会長として遺族を引き連れ上京し、幕末、戊辰戦争のただ中に知遇を得た桂太郎と交渉して、講和阻止を申し入れるつもりだ。かつて鹿角が盛岡藩領だった頃、金で武士の株を買った金上侍と蔑まれ、戊辰戦争では奥州の争乱に巻き込まれ、日露戦争では大切な長男を失った。この38年を振り返ると、吉之助の半生は、戦いの日々であった。幕末から明治――時代が動き、社会が変わる時期を、壮大なスケールで描いた渾身の書き下ろし長編小説。
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書誌情報
紙版
発売日
2006年02月02日
ISBN
9784062132770
判型
四六
価格
定価:2,200円(本体2,000円)
ページ数
422ページ
電子版
発売日
2013年11月01日
JDCN
0621327700100011000P