墓の話

墓の話

ハカノハナシ

文芸(単行本)

連作短篇小説
フランス・パリを旅して、高橋たか子は、様々な墓に接して何を思ったのか?それぞれの人生を夢想する小説家の力作。

「墓」に近づいた私の年齢ゆえ、「墓」をめぐる話が、おのずから現われ出てきたのであるらしい。生き終った人々への、その人々の人生全体への、言いようもない共感をもつようになっているせいだろう。特に、私が出会ったわけではない、あの西洋全体を掻きまぜた戦争の世紀を通りぬけていった人々についての、思い――。


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書誌情報

紙版

発売日

2006年04月22日

ISBN

9784062134064

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

262ページ

初出

『群像』’05年7月号~’05年11月号

著者紹介