外交敗北

外交敗北

ガイコウハイボクニッチョウシュノウカイダントニチベイドウメイノシンジツ

ポリティカル・ノンフィクションの傑作!!

日本人よ、外交の失敗を看過できるか!
ブッシュ大統領のシグナルを誤認した小泉/ミスターXと外務省担当局長の「裏」取引/横田めぐみさん、有本恵子さんは生存していた/真の外交より利権に奔走する日本の政治家

Xは誰か。日朝首脳会談の最大の謎は、まだ公にされていない。多くの推測が語られ、報じられた。平壌でも、Xは密かな話題であった。首脳会談の成功と失敗の物語は、平壌の高官たちにとっては楽しみになった。平壌では、他人の失敗は自分の安全を意味するからだ。そうした高官の1人が、注目すべき情報を語った。「Xは、首脳会談に同席していた」実は、アジア大洋州局長は「Xは首脳会談に出席しない」と説明していた。(中略)「ミスターX、24時間いつでも金正日総書記に接触できる人物です。金総書記に常に同行する側近です」――<本文より抜粋>


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目次

まえがき 拉致は「ファイナル・ボキャブラリー」だった
第1章 米国は日朝首脳会談に反対であった
第2章 外交放棄のミスターXとの交渉
第3章 日朝首脳会談の真実
第4章 平壌とワシントンからの証言
第5章 外交敗北
終章 日米同盟の再建
あとがき 北朝鮮情報の読みかた

書誌情報

紙版

発売日

2006年07月05日

ISBN

9784062135054

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

270ページ

著者紹介