
フジコ・ヘミング画集 青いバラの夢
フジコヘミングガシュウアオイバラノユメ
- 著: ヘミング フジコ
モンマルトルの丘を歩いていると、心がざわめく。
画家たちが耳元でささやくからよ。
「お前はなぜ絵を描くのか」--。
魂のピアニスト、フジコ・ヘミングさんが絵も描くということは、ファンの間では周知のこと。
これまで刊行されてきたフジコさんの本にも、何点かの絵は掲載されていますが、
本書のような本格的な画集は、初の試みとなります。
●本書のための描き下ろしを含む、137点を一挙公開!
「新しい絵」「パリ日和」「進化する絵」「猫」「花」「オリエンタル郷愁」など、13のテーマにそって、
パリの家で絵筆を執った、本書のための描き下ろし作品も収録。計137点の絵が織りなす、
フジコ・ワールドを存分にお楽しみ下さい。
●フジコ・ヘミング独特の、秀でた色彩感覚
フジコさんの絵の、いちばんの鑑賞ポイントは、その、秀でた色彩感覚にあります。
1枚1枚、じっくりと観てみてください。さまざまな色の塗り重ね、また、
配色の絶妙なバランスが、絵の品を高めていることがわかるのではないでしょうか。
●フジコさんにとって、絵を描くということは
初の本格画集上梓にあたり、フジコさんが、「自分はなぜ絵を描くのか」ということについて、
自身の思い出を振り返りながら語ってくれました。
フジコさんにとっての絵とは何か--。
きっと、初めて読むフジコ・ストーリーに、驚きと発見がたくさん潜んでいることでしょう。
●解説は朝倉摂さん
本書に解説を寄せてくださったのは、舞台美術家として活躍中の朝倉摂さんです。
共に大の猫好きである二人。朝倉さんは、フジコさんの絵から響いてくる音色をしっかりと受け止めてくださいました。
- 前巻
- 次巻
目次
第1章 新しい絵
第2章 パリ日和
第3章 進化する私の絵
第4章 子どものころの思い出
第5章 父と母への追憶
第6章 思い出の人々
第7章 初めての絵本~『紙のピアノの物語』より
第8章 フジコさんのお気に入り
第9章 ピアノのある風景
第10章 猫
第11章 花
第12章 おとぎ話の国へ
第13章 オリエンタル郷愁
書誌情報
紙版
発売日
2007年09月30日
ISBN
9784062135863
判型
A5
価格
定価:2,096円(本体1,905円)
ページ数
190ページ