
マイページに作品情報をお届け!
小説家
ショウセツカ
- 著: 勝目 梓

死、別離、転向、そして悔恨――勝目梓、最初で最後の自伝的小説!
青春時代から愛読してきたベテラン作家の自伝的小説――のつもりで読みはじめて、やがて「勝目梓」という名前を忘れた。ここにいるのは、小説家という業を背負った1人の「人間」だ。夢と現実との間に引き裂かれ、さまざまな悔恨を噛みしめながら、不器用に、ひたむきに生きていく「人間」の物語なのだ、本書は。勝目さんが書きつづける男や女の情念とは、すなわち「人間」そのものだった。遅ればせながら、いま、それに気づいた。――(重松清)
書誌情報
紙版
発売日
2006年10月08日
ISBN
9784062136259
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
422ページ
初出
『スペッキヲ』1999年11号~2006年24号に連載されたものに加筆修正。