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オキナワと少年
オキナワトショウネン
- 著: 伊佐 千尋
命(ぬち)どぅ宝、生きていてこそ――沖縄の戦前、戦中、戦後を駆け抜けた少年・仁(まさし)の切なくも希望に満ちた清新な物語。第9回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した著者が、自身の体験をもとに戦争時代の沖縄を描き出した渾身の書き下ろし。
<1941年>
仁はおない年の信とガジュマルやデイゴの花に囲まれた野山へ昆虫採集に出かけた。サファイヤ・ブルーの海を眺めているだけで毎日が楽しかった。
<1945年>
米軍はガソリンを壕の入り口から流し込み、火炎放射器を使って火の海にした。だが外へ出れば迫撃砲の集中攻撃が待っている。
<1946年>
父との再会に望みを抱き沖縄に帰ってきた仁。そんな彼を待ち受けていたのは、疾走するジープとまずいマッシュ・ポテートだった。
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書誌情報
紙版
発売日
2006年12月02日
ISBN
9784062136549
判型
四六
価格
定価:2,090円(本体1,900円)
ページ数
406ページ
電子版
発売日
2022年09月30日
JDCN
06A0000000000546363V