
建築探偵桜井京介 館を行く
ケンチクタンテイサクライキョウスケヤカタヲユク
- 著: 篠田 真由美

建築探偵の名の通り、桜井京介が建築探訪!著者初めてのエッセイは、建築探訪記。安藤忠雄の現代建築からフランク・ロイド・ライトまで、建徳探偵シリーズの主人公・桜井京介と著者が訪ねて語り合う。
建築は魅力的な謎に満ちている
著者初めてのエッセイは、建築探訪記。安藤忠雄の現代建築からフランク・ロイド・ライトまで、建築探偵シリーズの主人公・桜井京介と著者が訪ねて語り合う。
書きおろし「建築探偵の舞台モデル紹介します」収録!
篠田はもともと建築を見るのが好きでした。それもコンクリートとガラスの現代建築ではなく、石や煉瓦の古めかしい西洋館にことのほか惹かれました。ミステリが好きだからその舞台になりそうな西洋館に興味を持ったのか、怪しくも美しい西洋館が好きだからミステリを読むようになったのか、いまとなってはもう思い出せません。けれど「建築探偵桜井京介の事件簿」などというシリーズを始めたのも、近代建築が好きであったからです。――<まえがきより>
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目次
まえがき
関西に現代建築の雄 安藤忠雄を訪ねて
消え去りゆく女の城
近代建築の父 ジョサイア・コンドルの謎
西洋館が幽霊屋敷になるわけ
キリンの髭と黒羊 長崎建築紀行
鬼県令の見た夢は不思議な十四角館
ヴォーリズの名建築に泊まる夜
巨匠ライトとその弟子遠藤
祈りの島の小さな天主堂
北の商都で近代建築三昧
近代建築ブックガイド
建築探偵の舞台モデル紹介します
うるわしきアール・デコの館 東京都庭園美術館
廃屋からよみがえった白亜の別荘 旧青木周蔵邸
壮大なる絹の館 甲府塩山養蚕農家
消えたシルク王の謎とともに ジム・トンプソンの運河沿いの家
幻惑を誘う二重螺旋建築 イタリア・日本・ヴェトナム・フランス
建築探偵シリーズ 既刊リスト
本書に登場する建築物
書誌情報
紙版
発売日
2006年11月12日
ISBN
9784062137034
判型
A5変型
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
174ページ
電子版
発売日
2017年11月10日
JDCN
06A0000000000006023M
初出
『メフィスト』2003年1月号~2006年1月号。単行本化にあたり、加筆修正。「近代建築ブックガイド」「特別付録 建築探偵の舞台モデル紹介します」は書きおろし。