
官僚批判
カンリョウヒハン
- 著: 寺脇 研
局長になれずに勧奨退職を受けた、成功者とは言えないが失敗者でもない文部官僚の人生 。
「ゆとり教育」の旗振り役として糾弾された男、
「霞が関の掟」を知りつくした男が、初めて書いた「日本官僚論」。
本書の内容(目次より)
●私の官僚批判
暴かれ続ける官僚のスキャンダル/省庁再編の弊害/「天下り」と「官僚もどき」/国民は
「シンクタンク型官僚」を求めている/公務員制度改革に必要な三つのこと/「ゆとり教育批
判」を批判する/官僚は「ロマン」を求めるべきだ/小泉、安倍政権の官僚叩き
●私の官僚人生
「日本政府の一員」という意識を持つ/霞が関戦争の勃発/霞が関を震撼させた一大疑獄
事件/人脈こそが「官僚力」/所与の条件でベストを尽くすのが官僚である/法案が成立す
る喜びを味わう/課長には説明責任がある/残留降格人事を経験する
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書誌情報
紙版
発売日
2008年04月19日
ISBN
9784062138857
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
258ページ
著者紹介
(てらわき・けん) 1952年福岡市生まれ。75年文部省入省。初等中等教育局職業教育課長、広島県教育委員 会教育長、高等教育局医学教育課長、生涯学習局生涯学習振興課長、大臣官房政策課長、 大臣官房審議官生涯学習政策担当を経て、2002年文化庁に転出、文化部長。06年3月 末、退職を準備していたところ、小坂憲次文科大臣に特命を受けて文科省に戻り、大臣官房広 報調整官。同年11月、退官。現在は、京都造形芸術大学映画学科教授として教鞭をとる一方、 教育から映画・落語評論まで、多岐にわたるジャンルで活躍している。 著書に『動き始めた教育改革』(主婦の友社)、『中学生を救う30の方法』(講談社)、『韓国映画 ベスト100』(朝日新書)、『それでも、ゆとり教育は間違っていない』(扶桑社)、『さらばゆとり教 育』(光文社)『憲法ってこういうものだったのか!』(姜尚中氏と共著、ユビキタ・スタジオ)など。