
太宰と井伏 ふたつの戦後
ダザイトイブセフタツノセンゴ
- 著: 加藤 典洋

なぜ、戦後を生きられなかったの?
『敗戦後論』から11年――。のうのうと生きる人の場所から、思いつめ、死んだ人のことを考えたい。
筆者は、だらしない人間として、この本を書いた。(略)この本が考えているのは、太宰治という大人になった小説家が、なぜその後も、戦後になり、再び死ぬところまで追いつめられなければならなかったのか、ということである。――<「あとがき」より>
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書誌情報
紙版
発売日
2007年04月25日
ISBN
9784062139403
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
206ページ
初出
『群像』’06年11月号に掲載されたものに加筆改稿。