仮説の検証 科学ジャーナリストの仕事

仮説の検証 科学ジャーナリストの仕事

カセツノケンショウカガクジャーナリストノシゴト

捏造、不祥事が続くテレビ界に喝!
話題のテレビ番組「核戦争後の地球」や「驚異の小宇宙・人体」などを制作した元NHK解説委員が書き下ろす番組制作者の良心とジャーナリストとしての矜持。

ジャーナリズムの商業化も著しい。情報の洪水のなかで、集中豪雨的な覗き見や迎合的な悪ふざけが、連日繰り広げられている。その一方で、政治、経済などに対する批判的精神は、しだいに影が薄くなっているように思われる。科学技術の重みが増すなかで軽くなるジャーナリズムの現状、その間に存在するあまりにも深いギャップ。(中略)NHKでディレクターとして25年間、科学番組を制作した。その後、17年間は解説委員を務めた。その年月とフレームワークのなかで「科学ジャーナリスト」をしてきたつもりであるが、とくに節目になったと思う4つのドキュメンタリーを具体的素材として展開しながら、話を進めたい。――<「まえがき」より>


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書誌情報

紙版

発売日

2007年09月27日

ISBN

9784062142625

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

262ページ

著者紹介