ピカルディーの三度

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ピカルディーの三度

ピカルディーノサンド

文芸(単行本)

三島賞作家が描く<恋愛の究極>!

「おれは、おれの知らなかった恋愛を先生がくれると思った」
音大受験を控えた<おれ>と<先生>のレッスンは排泄の儀式から始まった――
論議を呼んだ表題作「ピカルディーの三度」を含む5篇を収録。

糞便。それは恋の始まりだった。おれは、おれのウンコを受け入れてくれた先生に恋をした。糞という、おれの心の中の煩悩の塊を、先生は受け取ってしまった。それはどんな恋愛とも違っていた。――<「ピカルディーの三度」より>

第29回野間文芸新人賞受賞

【収録作】
美しい人
ピカルディーの三度
俗悪なホテル
万華鏡スケッチ
女小説家


  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2007年08月25日

ISBN

9784062142755

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

222ページ

初出

収録作品参照

収録作品

  • 作品名

    美しい人

    初出

    『早稻田文學0』2007年5月30日発行

  • 作品名

    ピカルディーの三度

    初出

    『群像』2007年3月号

  • 作品名

    俗悪なホテル

    初出

    『早稻田文學』2005年5月号

  • 作品名

    万華鏡スケッチ

    初出

    『enーtaxi』2004年春号

  • 作品名

    女小説家

    初出

    『群像』2005年5月号

著者紹介