知床の少女

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知床の少女

シレトコノショウジョ

文芸(単行本)

雄大な自然が少女に語る、生きるということ高校受験に失敗した亜樹は、祖父の企みで知床へ向かう。水産加工会社を経営する「さくらばあ」のもと、自然を相手に働く人々に触れた少女は――。感動成長物語。


「さくらばあ」と会ったのは「地の果て」だった。
優しさを知り、恋を知り、少女は女になっていく――。

渡辺淳一氏推奨
「都会に住むすべての人々に読んでもらいたい、一途で爽やかなビルドゥングスロマン(成長物語)である」

知床・羅臼の加工場「三上水産」に集まる、鮭を愛する人々
●伊原亜樹…高校受験に失敗し浪人中の15歳。祖父・孝蔵の企みにより、羅臼に向かう。
●さくらばあ…三上水産会長。78歳になっても工場の現場に立つ、元気なお婆さん。
●タカさん…三上水産社長。働き者の元不良。
●敏子さん…タカさんの妻で妊娠中。亜樹の面倒をみてくれる。
●潤…さくらばあの孫で高校2年生。無期停学中で羅臼にいる。
●カズさん…三上水産工場長。漁師の父親を海で亡くしている。
●祐一郎…東京の医大6年生。繁忙期のアルバイト。


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書誌情報

紙版

発売日

2007年11月03日

ISBN

9784062143202

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

294ページ

著者紹介