
花合せ 濱次お役者双六
ハナアワセハマジオヤクシャスゴロク
- 著: 田牧 大和

途轍もない才能が現れた! 新人離れした筆力と、選考委員をうならせた大型新人登場。
江戸・森田座の大部屋俳優・梅村濱次が預かった朝顔の一鉢。それは、不思議な因縁の始まりだった。気品と艶香が匂い立つ長編時代小説。
第2回小説現代長編新人賞受賞作
<各選考委員 絶賛の嵐>
●石田衣良氏
殺人事件やチャンバラがなくても、時代小説は書けるのだというお手本の作。
●伊集院静氏
小説のすじがいい。艶香が匂ってくる。
●角田光代氏
すべての登場人物に魅力がある。おおらかで、独特のユーモアとあたたかみがあり、品がある。
●重松清氏
選考者の立場を忘れて夢中になって読みふけった。物語の開き方、ふくらませ方、閉じ方、いずれもみごと。
●花村萬月氏
よい意味で、まさに新人離れした作品でした。途轍もなく高レベル且つ完成度の高い作品です。
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書誌情報
紙版
発売日
2007年10月17日
ISBN
9784062143431
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
270ページ
初出
『小説現代』2007年8月号に掲載された作品を加筆、修正。