横浜開港絵巻 赤い崖の女

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横浜開港絵巻 赤い崖の女

ヨコハマカイコウエマキアカイガケノオンナ

文芸(単行本)

ラシャメン、居留地、清国人の妻――
横浜・本牧の赤い崖(マンダリン・ブラフ)から、希沙は運命の荒波に呑み込まれていった。
横浜開港150年記念企画

ラシャメンから下働きに落とされた希沙は、ただ一人、優しい言葉をかけてくれていた加世とともに、英国人貿易商ウエルズの家に、岩亀楼から派遣された。が、遊郭も居留地も焼き尽くした豚屋火事で焼け出され、清国人の周とともに神戸に移った。時を経て横浜に戻った希沙は、またも運命に翻弄される。かつて、希沙をどん底に陥れた張本人は誰だったのか。希沙に平安は訪れるのか。150年前の横浜を生きた女・希沙の半生を描く。


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書誌情報

紙版

発売日

2007年11月28日

ISBN

9784062143493

判型

四六変型

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

326ページ

初出

『公明新聞』2005年8月18日~2006年9月30日。単行本化に際し、大幅に改稿。

著者紹介