女王陛下の外交戦略 エリザベス二世と「三つのサークル」

女王陛下の外交戦略 エリザベス二世と「三つのサークル」

ジョオウヘイカノガイコウセンリャクエリザベスニセイトミッツノサークル

在位56年、訪問国のべ330ヵ国、迎えた国賓95人
史上最高の「終身外交官」、その名はエリザベス

英国外交の生命線、それは「3つのサークル」のバランス維持である!
同じ言語で結ばれている米国との特別な関係(スペシャル・リレーションシップ)、大英帝国の時代から密接な関係を築いてきた英連邦諸国(コモンウエルス)の支持、そして、最も古くから関わりのある欧州諸国との友好のためエリザベス2世は闘いつづける。即位以来60年近くにわたる軌跡を追い、王室外交の要諦を説く。


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目次

プロローグ 王室外交とはなにか
第1章 女王陛下(クイーン)と大統領(ミスター・プレジデント)――英米の“特別な関係”のなかで
第2章 コモンウエルスの首長――南北世界の架け橋
第3章 ヨーロッパ王室の支柱――EU統合と女王の立場
第4章 「ジョージ7世」の新たなる挑戦――チャールズ皇太子と新世代の王室外交
エピローグ 皇室外交へのひとつの示唆

書誌情報

紙版

発売日

2008年03月23日

ISBN

9784062145664

判型

新書

価格

定価:1,430円(本体1,300円)

ページ数

368ページ

初出

講談社[モウラ]内のサイト「正言@アリエス」に「女王陛下の外交戦略」として8回にわたり連載。(2007年2月28日号~9月30日号)書籍化にあたり、加筆・訂正。

著者紹介