
名作はいつもアイマイ
メイサクハイツモアイマイ
- 著・編: 西川 美和
『ゆれる』の西川美和監督が“誰もが知るあの文豪たち”の文学レビューに初挑戦! 人間心理に鋭く切り込む気鋭の映画監督、そして人生に惑うひとりの女性としての二面が垣間見える珠玉のレビュー集です。文豪の名作10篇も同時収録しました。巻末には業界秘話や、著者のぶっちゃけ話炸裂のエッセイ「もう夢は見ないけど」を収録。将来を嘱望される映画監督が初めて打ち明けるホンネとは……?
★登場作家&作品
■色川武大「たすけておくれ」■志賀直哉「痴情」■向田邦子「眠る盃」■井上ひさし「藪原検校」■三島由紀夫「不道徳教育講座」■芥川龍之介「トロッコ」■野坂昭如「エロ事師たち」■遠藤周作「海と毒薬」■太宰治「メリイクリスマス」■林芙美子「めし」
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書誌情報
紙版
発売日
2008年07月02日
ISBN
9784062147293
判型
B5
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
266ページ
初出
レビュー10篇は『KING』2006年10月号~2007年7月号(講談社)に掲載されたものに加筆・修正。
著者紹介
著・編: 西川 美和(ニシカワ ミワ)
にしかわみわ 1974年広島県生まれ。2002年に自作脚本『蛇イチゴ』で監督デビュー。06年『ゆれる』をカンヌ国際映画祭(監督週間)に正式出品。国内でも各賞を総ナメにし、女性監督として史上初の偉業を達成する。また、同脚本で読売文学賞(戯曲・シナリオ賞)受賞。ポプラ社より刊行した同名小説が三島由紀夫賞候補にもなった。