生命の羅針盤 -医師である娘が末期がんの父を看取るとき-

生命の羅針盤 -医師である娘が末期がんの父を看取るとき-

イノチノラシンバンイシデアルムスメガマッキガンノチチヲミトルトキ

医師は通常、特定の患者に対して考えたことを公表できない。それは当たり前なのだが、医師の思いが見えないことが患者の不安をかき立て、共感や理解を妨げている一面もあると思う。
だが父の話に限っては、私は家族であるが医師でもあるため、父に対して主治医が思うことをある程度推察できたし、語ることができる。つまり、仮ではあるが、医師が1人の患者に対して職業的に感じることを書ける貴重な機会となった。(中略)
私の体験を、皆さんが我が身に置き換えて読んでもらえるならば、これに勝る幸せはない。
――-「はじめに」より-


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書誌情報

紙版

発売日

2009年01月29日

ISBN

9784062152143

判型

四六

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

226ページ

著者紹介