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遠藤周作文学論集 文学篇
エンドウシュウサクブンガクロンシュウブンガクヘン

遠藤周作 初の評論集!
単行本未収録の幻の評論「フランス・カトリック文学展望」を所収。評論家として出発した遠藤の現代への予見とは?
遠藤文学はきわめて理論的で西洋的な支柱をもつ作品と言うことができるが、考えてみるとその小説の成立過程には、どうやら「評論家遠藤周作」が大きく作用していたという確信が、こうして本書が出来上がってみると新たになる。それは逆に言えば、この作家の評論にもまた「小説家遠藤周作」が大きく作用していた、ということになる。つまり「小説家と評論家の同居」こそが、遠藤文学を支えた要因なのにちがいない。――<解説より>
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書誌情報
紙版
発売日
2009年11月19日
ISBN
9784062152280
判型
四六
価格
定価:3,080円(本体2,800円)
ページ数
358ページ
初出
「遠藤周作文学全集」(全15巻 新潮社刊)を底本とした。明らかな誤記誤植と思われる箇所は正したが、原則として底本に従った。