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天才が語る サヴァン、アスペルガー、共感覚の世界
テンサイガカタルサヴァンアスペルガーキョウカンカクノセカイ
円周率22500桁を暗唱し10ヵ国語を話す天才・ダニエル・タメットが、自分の脳をのぞいてみた!前作『ぼくには数字が風景に見える』は18ヵ国語に翻訳され、全世界で50万部超の読者に受け入れられた。また、ダニエル・タメットは多くのテレビ番組に出演したほか、『タイムズ』『ガーディアン』『テレグラフ』『ニューヨーク・タイムズ』『シュピーゲル』『ル・モンド』各誌で取り上げられた。
「この正真正銘の天才は、自分の脳を“実験台”にして、脳宇宙の探検に乗り出している」
『脳が知りたい!』のノンフィクション・ライター野村進さん絶賛!
円周率22500桁を暗唱し10ヵ国語を話す天才・ダニエル・タメットが、自分の脳をのぞいてみた!
前作『ぼくには数字が風景に見える』は18ヵ国語に翻訳され、全世界で50万部超の読者に受け入れられ、英国『サンデー・タイムズ』紙、米国『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラーにもなった。また、ダニエル・タメットは『レイトショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』『60ミニッツ』『グッドモーニング・アメリカ』など多くのテレビ番組に出演したほか、『タイムズ』『ガーディアン』『テレグラフ』『ニューヨーク・タイムズ』『シュピーゲル』『ル・モンド』各誌で取り上げられた。
- 前巻
- 次巻
目次
まえがき
第1章 空より広い
脳の短い歴史
脳の構造を変える
発作とサヴァン
マッチ棒を数える
数字と踊る
脳はどうやって学んでいるのか
第2章 脳を測る──知能と才能
重さを量る──知能指数の歴史
人間を測るという過ち
複合的な知能
才能は遺伝か?
第3章 ないものを見る
記憶の科学
もっとじょうずに覚える
デジャ・ヴュとその他の歪み
忘却
第4章 言葉の世界
言語本能
言語の普遍性
第二言語を学ぶ
成功する言語学習
消えていく言葉
第5章 数字本能
だれもが計算する
さまざまな数の数え方
脳のなかの数字
ぼくの計算方法
数字の美しさ
第6章 独創性という現象
想像の飛躍
内なる嵐
言語のビッグバン
自閉症の人々の創造性
第7章 視覚の不思議
頭のなかを見る
火星の色とインクの染み
器用な脳
絵画の心理学
第8章 思考の糧
知識の原子
毛繕いとしてのゴシップ
生きている文学
みんなの意見
広告の攻撃
過剰な情報にうち勝つ
第9章 数学的な考え方
現代統計学の状況
大当たりと投票箱
人はどうして理不尽なものを信じるのか
人口、予言、パターン
論理──考える科学
第10章 脳の未来
天才キャップ
薬で脳を活性化する
脳の未来
人間の未来
謝辞
訳者あとがき
参考図書
書誌情報
紙版
発売日
2011年02月01日
ISBN
9784062155137
判型
四六
価格
定価:2,200円(本体2,000円)
ページ数
338ページ
著者紹介
作家、言語学者、教師。1979年、ロンドンに生まれる。9人きょうだいのいちばん上として育つ。2004年、円周率の暗唱でヨーロッパ記録を樹立。それをきっかけに制作されたTVドキュメンタリー「ブレインマン」は40ヵ国以上で放映され、大きな話題を呼んだ。自伝 Born on a Blue Day は世界中でベストセラーとなった。日本でも『ぼくには数字が風景に見える』として出版され、好評を博す。現在は、自身のウェブサイトoptimnem で、外国語学習プログラムを展開している。フランス南部のアヴィニョンに暮らしている。
(ふるや・みどり) 早稲田大学教育学部卒業。翻訳家。エッセイスト。おもな訳書に、ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』、リサ・ジェノヴァ『静かなアリス』(ともに講談社)、エドワード・ケアリー『望楼館追想』、ジャネット・ターナー・ホスピタル『暗号名サラマンダー』(ともに文藝春秋)、アイラ・モーリー『日曜日の空は』(早川書房)などがある。