ほろびた国の旅

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ほろびた国の旅

ホロビタクニノタビ

“太平洋戦争中の旧満州にタイムスリップ!” 三木青年がタイムスリップしたのは、少年期を過ごした戦時中の大連の街。憲兵に追われ、満鉄の特急・あじあ号で、北に向かった主人公が出会ったのは……。


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目次

1時間目 動物はかわいくなんかない
2時間目 イケメン好きも妥協する!?
3時間目 「多様性」というキーワード
4時間目 「キミ、動物園に向いてないよ」
給食 今日のメニューは、セロリです
5時間目 きらわれものの役割って
6時間目 旭川の森は南極の海につながっている

書誌情報

紙版

発売日

2009年07月11日

ISBN

9784062155878

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

232ページ

初出

1969年5月、盛光社より刊行された「ほろびた国の旅」を復刻したもの。ほぼ原文のまま復刊。

著者紹介

著: 三木 卓(ミキ タク)

三木卓(みき・たく) 1935年東京生まれ。幼少年期を新聞記者の父に連れられて中国東北部(旧満州)の大連、奉天、新京で過ごし、小学校4年で終戦を迎える。戦後引き揚げ、静岡高校を経て、早大文学部露文学科卒。 67年に詩集『東京午前三時』でH氏賞、70年に詩集『わがキディ・ランド』で高見順賞受賞。のち、73年に「鶸」(連作『砲撃のあとで』のうちの一編)で芥川賞を受賞し、作家として歩み始める。 主な作品と受賞歴は──。 84年『ぽたぽた』(野間児童文芸賞)、86年『馭者の秋』(平林たい子文学賞)、89年『小噺集』(芸術選奨文部大臣賞)、97年『イヌのヒロシ』(路傍の石文学賞)、『路地』(谷崎潤一郎賞)、2000年『裸足と貝殻』(読売文学賞)、06年『北原白秋』(毎日芸術賞、藤村記念歴程賞、蓮如賞) ほかにも、英米、ロシアの児童文学の翻訳も数多く、特にアーノルド・ローベルのシリーズはロングセラーとなっている。